車のブレーキパッドは車検のときに交換を勧められることがあります。ブレーキパッドというのは、車を止める為の大切な消耗品です。車を安全に乗るためにも定期的な交換が必要になります。しかし、交換をすると費用もかかるので、まだ使えるなら交換したくないという人もいるかもしれません。
そこで、車のブレーキパッドと車検の関係について、減っていても車検は通ることや交換を勧められたときは交換した方がいいこと、車検時の交換の方がお得になることや交換するべき目安、交換に納得できない場合の対処法などお伝えしていきましょう。
これで、車検時にブレーキパッドの交換を勧められたときの対応がわかり、スムーズに対処することができるでしょう。ブレーキは命を守る大切なものです。ぜひ参考にしてみてください。
車のブレーキパッドは減っていても車検は通る
車検の時にブレーキパットを交換しておいた方が良い場合もあります。ブレーキパットは車を運転してブレーキをかける度に少しずつ減ってきます。ある程度の薄さになってきたら、交換をする必要がでてきます。
ブレーキパッドはブレーキに関わる重要な部分
ですが、実は車検においてはブレーキパッドに明確な決まりはありません。
ブレーキパットを交換しなくても車検が通らないということはない
ですが、ブレーキパットはいずれ交換が必要ですので、安全性の面からみても交換を勧められたタイミングで交換するようにしましょう。
車検ではブレーキのかかり具合を検査しますので、ブレーキパッドがあまりに薄くなってブレーキがききにくくなっていると、結局は車検に影響することにはなってしまいます。
ブレーキパッドが1ミリ以下になると中の部品まで損傷してしまう
ブレーキパッドの交換だけでは済まず、他の部品の交換や修理が必要となり更に費用がかかってしまいます。
車のブレーキパッドは車検前に交換するのがオススメ
ブレーキパットはある程度の薄さまで減ってきたら交換が必要になってきます。
車検の時に限らず、ブレーキパットが減っている場合は、気がついた時点で交換するようにしましょう。
ブレーキパットはブレーキがきちんと効いてくれるための大切な部品
おろそかにしていると、ブレーキの効きがよくなく事故につながってしまう可能性もあるのです。
ブレーキパッドがあまりに薄くなってしまうと、金属音がしてきます。これは故障や他の部品を削っているのではなく、ブレーキパットが少なくなっていることを知らせるためにわざと音が出るようになっているのです。
車によっては警告灯で知らせるタイプもあります
ブレーキパットが少なくなって音がしてきた場合はどんなに車検が近くても、直ぐに交換するようにしましょう。
車のブレーキパッドの交換は車検時の方がお得になる
ブレーキパットの交換には、交換するための作業料がかかってきます。車検の場合だと他の作業のついでに交換することができるため、ブレーキパット交換のためだけにかかる作業料よりは安くなる場合が多いです。
ブレーキパッドを交換するときはタイヤを外してから行う
車検のときは他の検査のために既にタイヤが外されてあります。タイヤを外したついでにブレーキパッドを交換することができるわけです。ブレーキパッドの交換だけをお願いしたときは、タイヤを外すことから始めなくてはなりません。このようなことを考えても、車検の時に交換した方が費用を安くおさえることができます。
ブレーキパッドを交換するべき目安とは
ブレーキパットが新品の時の厚さは10ミリ程度
ブレーキパットは運転をしてブレーキをかける度に少しずつ摩耗していきます。ブレーキパットがすり減る目安は1万キロにつき1ミリ減ると言われています。これは運転の仕方によっても変わってきます。ブレーキをよくかけることが多い街中を運転することが多い場合と、ブレーキをかける回数がそれ程多くない信号や人気のない道路や高速道路を多く走る場合とでは違ってきますし、その人の運転の癖によってもブレーキパットがすり減るペースは変わってくるでしょう。
ブレーキパットがあまりに薄くなってしまうと、タイヤのあたりから音がしだしてきます。これはブレーキパットの残りが少なくなっていることを知らせるためにあえて音が出る仕組みになっていて、外国産の車などは音ではなくて警告灯で知らせる場合もあります。この状態になったらすぐにブレーキパットを交換するようにしてください。
車検時のブレーキパッドの交換に納得できない場合の対処法
車検の時にブレーキパットの交換をすると、その分、費用も高くなってしまいます。
車検のときにブレーキパットの交換をしないと決めた場合は、いつ交換が必要になってもおかしくないと考るようにしてください。ブレーキパットは1万キロにつき1ミリ減ることを目安に、走行距離を意識するのも大切です。
ブレーキパットはブレーキが正常に利くための大切な部品でもあります。安全を一番に考えてくださいね。