車に乗り込むと嫌な臭いが鼻につくことがあります。そんなときに頭に浮かぶのが芳香剤!取り替えどきかも?なんて思うことも少なくはありません。
もちろん効果が薄れて取替時期がきている場合もありますが、置き場所によっても匂いの発し方が違ってくることはご存知でしょうか。
ここでは車の中の、どの場所に置くと効果的なのか、その理由についてもご紹介をいたします。もちろん臭いは元から絶つのが一番!嫌な臭いの原因をなくすることも大切ですね。
車の中の芳香剤の効果的な置き場所はニオイの性質がポイント
そんなふうに車のニオイが気になる時は、「芳香剤」を使って改善を図ろうとする方が多いと思いますが、芳香剤を置いたのにイマイチ効果が感じられない…と悩んだことはないでしょうか。
実はその悩み「置き場所」が原因となっている可能性があります。
芳香剤に含まれている成分と車内の空気では空気の方が軽い
芳香剤を低い位置においてしまうと、せっかくのニオイが床付近に沈んだままになってしまうのです。
そのため、芳香剤の効果を最大限に発揮させたいのであれば、そうした特性を踏まえて「なるべく高い位置」におく必要があるのです。
もしも、足元に近い位置に芳香剤を置いているのであれば、まずは一度置き場所を変えてみて、ニオイを感じられるか試してみて下さい。
車の芳香剤の置き場所はエアコンの吹出口に置くのもオススメ
車には必ずエアコンがついていますが、そんなエアコンの風が出てくる「吹出口」も、芳香剤の効果を高めるひとつの置き場所です。
エアコンの風を上手く利用することで、他の置き場所よりも、比較的早く車内にニオイを循環させることができます。
また、以前は置き型タイプが主流だった車の芳香剤も、最近ではエアコンに取り付けるタイプが豊富に販売されており、香りやデザインも様々です。
中には香りの強さを調整できるようなタイプのモノもあったりするため、素早く芳香剤の香りを循環させたいという方は、検討してみると良いかもしれません。
ただ、車種によってはエアコンの形の関係により、稀に取り付けが不可能な場合もありますので、購入時はよく確認した上で購入するようにしましょう。
芳香剤とは違う消臭剤!車の中の置き場所について
芳香剤の置き場所も改めたのに、未だに不快なニオイが残っている…。
そんな時は不快なニオイを「消臭剤」で排除した上で芳香剤を使うようにしましょう。
食べ物のニオイ、タバコのニオイ、部活終わりのお子さんを乗せた時の汗のニオイ等など、色々なニオイがあると思います。
ただ、様々な種類がある不快なニオイには、全てある決まった特徴があるのです。
臭いは「低い位置に蓄積する」
車内で発生する不快なニオイは全て足元付近の低い位置に溜まるという傾向があります。そのため、そんな足元付近に不快なニオイを取り除くための消臭剤を置けば、不快なニオイで悩まされることはなくなり、芳香剤の香りだけを残すことができるのです。
ですが、消臭剤の置き場所によっては、芳香剤の香りを奪いかねません。
正しい消臭剤の置き場所は「足元付近の低い位置」です。
車の芳香剤はタイプによっても置き場所に違いが出る
車の芳香剤の種類はひとつではありません。
ボトルや缶タイプの「置き型」芳香剤
置き型は3タイプの中で、最も主流な芳香剤です。
香りや形も豊富で本当に様々な種類が販売されています。
そんな置き型の芳香剤は主に3つあります。液体か半液体か固形かです。
どの芳香剤を使うかは置き場所に合わせて決めるようにします。
エアコンの吹出口に付ける「取付型」
安定して芳香剤を設置できる場所が無いという場合は取付型がお勧めです。
このタイプは、液体の置き型とは違い液漏れ等の可能性が低く、車内の景観を損なう心配もありません。
ただ、エアコンから発生する風を利用して香りを広げるものですので、エアコンを使わない場合は効果を実感できにくいことが考えられます。
軽く固定できてれば大丈夫だろう!なんて考えていたら、芳香剤の中の液が漏れて大変な状況になりかねませんので、芳香剤を選ぶ時は、車内の状況をよく考えた上で選ぶようにしましょう。
芳香剤ばかりに頼らずにこまめな掃除も大切
車の芳香剤は車内がキレイな状況であるからこそ効果を発揮するものでもあります。
そのため、車内が酷く汚れているというような場合には、まずは掃除から始めて、ニオイの原因となっている悪臭を取り除くことも大切です。
また、シートは身体と直に触れ合う部分であり、車内の悪臭の大きな要因のひとつでもありますので、定期的に洗浄することも忘れてはいけません。