車の屋根の塗装は気がつくと剥げていることがあります。大切な愛車だからこそ自分で塗装補修をしたいという人もいるでしょう。自分でできれば費用も節約できます。ただし、自分でするときに難しい場合もありますので、そんなときは無理せずに業者にお願いするのがオススメです。
そこで、車の屋根の塗装について、自分で車の屋根の塗装補修をすることや屋根の塗装にかかる費用の相場、プロにお任せするメリットや車の塗装が剥がれる原因、塗装が剥がれにくくする予防の対策などお伝えしていきましょう。
これで、車の屋根の塗装はポイントを押さえれば自分でもできることがわかりました。せっかく補修した塗装がまた剥がれないように対策も忘れずにしましょう。ぜひ参考にしてみてください。
車の屋根の塗装補修は自分でもできる
自分で車の屋根の塗装補修を行う場合の基本的な工程は、だいたい以下の通りとなります。
- 塗料が他の部分にかからないように養生テープなどで保護する。
- クリア層がなくなるまで耐水ペーパーでこすり研磨をかける。
- 塗料を密着させる効果を高めるため、専用の脱脂剤で油分を取る。
- 専用の塗料の下地を均等に塗って乾かす。
- 専用スプレー塗料などで塗料を塗って乾かす。
- 必要に応じてやすりがけ、コンパウンドで磨いて光沢感を出す
- 専用保護剤やワックスを塗る。
こうして簡単に手順にしてみると誰でもできそうな気がしてきますが、塗り方一つで仕上がりが全く異なってくるので、簡単にできる作業とはいえないでしょう。車の屋根は結構広いのでスプレー塗料を縦に横に動かすだけでも結構大変です。最初に研磨するだけでも、骨の折れる作業となりそうですね。全ての作業にコツが必要になってきます。
失敗するリスクも含めて自分で塗装をやってみたいなら、トライしてみてもいいかもしれません。
車の屋根の塗装にかかる費用の相場について
部分的な軽度のものであれば、3万前後で済む場合もありますが、塗装の剥がれ具合、車種や車の状態、ボディカラーによってさらにプラスされるので「5万円~」は見ておいた方がいいでしょう。一日作業となりますので、費用もそれなりにかかってきます。
パーツを外して大掛かりにやる場合は~10万円の見積もりとなってしまうこともあります。
もし自分で行う場合は、塗料など必要なものを一通り揃えても1~2万程度で済むでしょう。もし自分で上手くできるのなら、確実にこちらの方が費用を抑えることができます。
意外と安く済む場合もあるので、まずはプロに状態を見てもらって、見積もりを出してもらいましょう。
車の屋根の塗装が難しいときは無理せずプロにお任せしましょう
プロに頼むメリット |
・プロの手で綺麗に直してもらえる ・割引交渉してくれる可能性がある |
プロに頼むデメリット |
・費用がかかる ・工期がかかる |
これから先もまだまだ乗る予定のある車や新しい車の場合は、自分で直すよりプロに頼んだ方が確実でしょう。ディーラーであれば自身の顧客ですから、きちんと要望を聞いてくれる可能性も高いです。また地元の板金屋などに依頼する場合は、工賃の交渉がしやすいというメリットがあります。
デメリットとしては費用はそれなりにかかること。これは綺麗にしてもらえる分仕方が無いです。もう1つ、工期が予想よりかかってしまうことがあります。
屋根の塗装であれば1週間程度で済むことが多いと思いますが、他の作業予定との兼ね合わせによっては2週間~かかってくることもあります。その間も車を使う予定がある方は、代車を用意してもらえるかなどは確認しておいた方がいいですね。
車の塗装が気がついたら剥がれている原因とは
屋根の塗装が剥がれる原因の多くは経年劣化ですが、以下のことが劣化を早める原因になりやすいです。
- 紫外線
- 雨
- 鳥の糞
- 飛び石
- ウォータースポット
どれも気づかないうちに強く影響を受けるものです。
車の汚れは、気づいたら早めのうちに取り除く事
とくに鳥の糞に含まれる酸は車の塗料にも影響を及ぼしますので、濡らして絞ったタオルなどで拭きとってください。
ウォータースポットは、雨シミ、水シミとも呼ばれます。塗装部分に染み付いてしまうと簡単にはとれなくなってしまうので、泥道を走ったり雨に濡れたら早めに洗車するようにしましょう。
車の塗装が剥がれないようにするための予防対策
なるべく屋根があるところに駐車する
駐車をする時は、紫外線や雨があまり当たらないところに駐車するのが一番良いです。カバーをかけるのも効果的です。また飛び石のことも考えると、きちんと舗装されている駐車場を選びましょう。
汚れに気づいたら早めに洗車する
砂埃、花粉なども塗装を劣化させる原因となります。
ガソリンスタンドなどにある機械によるセルフ洗車は、最近は傷がつきにくくなったとも言われていますが、使われるブラシの種類によっては車に細かな傷をつけてしまう可能性があるので多用は避けましょう。
傷は早めに補修する
小さい傷だからと油断していたら、そこから劣化が進んでしまうことがあります。
軽度の傷であれば自分でも直しやすいので、早めのうちから対策をしておくといいでしょう。