車のヘッドライトが黄ばんでしまい、黄ばみ取りをしたほうが良いのか悩んでいる人もいるのではないでしょうか。そのままでも良いのか、綺麗にしたほうが良いのか、知識がないとなかなか分からないものです。
ここでは、車のヘッドライトが黄ばんでしまった時のデメリットと、自分で黄ばみを綺麗にする方法についてお伝えします。
ヘッドライトの黄ばみは、磨くことで綺麗なヘッドライトに戻るようです。実際の手順を確認して、対策について考えてみましょう。
また、黄ばむ原因と対処法についてもご紹介しますので、こちらも参考して黄ばみの予防を行いましょう。
車のヘッドライトの黄ばみ取りはしたほうが良い?放置するとデメリットがある
ヘッドライトが経年劣化によってだんだんと黄ばみが出てくると、見た目が悪くなってしまうだけでなく、気付かないうちにヘッドライトの光が遮られて暗くなってしまいます。
最近ヘッドライトが暗くなってきた気がする、と感じる場合は黄ばんでいないか確認してみましょう。
黄ばみがない場合は、ヘッドライトバルブの劣化で暗くなっている可能性があるので、バルブ交換をしましょう。
黄ばみがひどいと光量不足で車検に通らない
ここまでになってしまうと交換するしかありません。
経年劣化で起こることなので、ヘッドライトのコーキングなども同じように劣化が進んでいます。
ヘッドライトユニット内に水が入ってしまったり、レンズの内側が黄ばんでくることもあります。
自分で車のヘッドライトの黄ばみ取りをしたい!初心者さんはグッズを利用すると便利
カー用品店やホームセンターなどでは、ヘッドライトの黄ばみ取りクリーナーが販売されていて、およそ千円で購入できます。
自分でも簡単に作業できるので、挑戦してみましょう。
必要なものは黄ばみ取りキットと根気
レンズ表面のコーティングも削り落とすことになるので、磨いたあとに長持ちさせて黄ばみを防ぐためにコーティングが必要になります。
黄ばみ取りキットにコーティング剤が付いたものがあるので、おすすめですよ。
また、研磨剤で磨くので、ヘッドライト周りのボディーについてしまうと、小傷がついてしまいます。
作業する前にマスキングをしておきましょう。
- マスキングをしたら、キットについているクロスに黄ばみ取りクリーナーを取り、ゴシゴシ磨いていきます。
- 黄ばみが取れたら洗い流します。
- しっかり水気を拭いて乾かしたら、コーティング剤を塗って完成です。
取れにくい場合は、クリーナーを付け足しながら何度も繰り返しこすりましょう。
専門店のほか、カー用品店やガソリンスタンドでもやっているところがあるので、相談してみましょう。
上級者さんはこの方法で車のヘッドライトの黄ばみ取り!準備するもの
上級者になってくると、専門業者のようにポリッシャーで磨いていきます。
ポリッシャーはカー用品店やホームセンターなどでも販売されています。
まずは必要なものを準備しましょう。
- マスキングテープ
- 1500番と2000番の耐水ペーパー(紙やすり)
- コンパウンド
- ポリッシャー
- ヘッドライトのコーティング剤
ポリッシャーを使って強力にコンパウンド(研磨剤)で磨いていくので、しっかりマスキングを施してボディーを保護しましょう。
実際にやってみよう!車のヘッドライトの黄ばみ取り・手順について
道具が準備できたら、さっそく作業開始です。
- まずはボディーにマスキングを施します。隙間が無いようにしっかりテープを貼りましょう。ボンネットは開けておきます。
- 耐水ペーパーで磨いていきます。水で濡らして、1500番から磨き始めます。ある程度きれいになってきたら、2000番で磨きます。
こまめに水で濡らしながら磨きましょう。 - ポリッシャーを使って、コンパウンドで磨いていきます。これで耐水ペーパーでついた細かな傷をさらに削って無くしていきます。
細目もコンパウンドだけでもきれいになりますが、細目、極細目、鏡面の順に磨いていくとさらにきれいに仕上げることができます。 - しっかり洗い流します。
隙間にコンパウンドが挟まっているので、丁寧に洗い流しましょう。 - 水気を拭いて乾燥させます。
- ヘッドライトのコーティング剤を塗って乾かして、完成です。
車のヘッドライトが黄ばむ理由と対処法
昔の車のヘッドライトにはガラス製のレンズが採用されていましたが事故の際に飛び散って危険なことなどから、現在ではポリカーボネート樹脂製のレンズが採用されています。
樹脂製のレンズはガラスと比べると、軽量で耐久性があり、形が作りやすくて様々なデザインに対応できるため、現代のヘッドライトには樹脂製のレンズが採用されています。
黄ばみの発生を少しでも遅らせるためには少しでも紫外線に当たる時間を少なくすることが最も大切なので、車庫やカーポート、車用のカバーなどを使用して、ヘッドライトだけでなく車に多く使われている樹脂製のパーツを守っていきましょう。