長い間同じ車に乗っていると、どうしてもヘッドライトも黄ばんできてしまうでしょう。
しかし、自分で磨くことできれいにすることは可能です。ここで正しい磨き方について理解しましょう。
今回は車のヘッドライトの黄ばみを取るための磨き方やコツについて説明します。いろいろな方法がありますが、正しい磨き方で行わないとヘッドライトを傷めてしまうことになりかねません。
また、黄ばみを予防するためには、なるべく紫外線に当てないことです。愛車を守ってあげましょう。
車のヘッドライトの黄ばみは磨き方次第できれいに取れます
車のヘッドライトの黄ばみは、ディーラーなどお店に頼まなくても自分できれいに磨いて取ることが可能です。
やり方をご紹介します。
準備するもの
- ボディ保護用テープ
- 1500番、2000番の耐水ペーパー
- コンパウンド(黄ばみ・曇り取りに使う研磨剤)
- コーティング剤
- クロス4~5枚(磨き用、仕上げ用)
車のボディ部に傷がつかないか心配な方は、保護テープを用意しましょう。
テープの種類によっては塗装がはげてしまうこともあるので、養生テープやマスキングテープがおすすめです。養生テープの方が大きめに保護できます。
耐水ペーパーは、耐水性の紙やすりです。
目の粗さにより番号が異なります。
やり方
- 保護テープでボディを保護する
保護テープをライトの回りに隙間なく貼り、ボディを保護します。 - 耐水ペーパーでライト部分を磨く
こまめに水を流しながら、1500番→2000番の順番で耐水ペーパーで
ライト部分を10分程度磨いていきます。徐々に曇っていきますが、次の工程できれいになります。 - クロスにコンパウンドをつけて磨く
丁寧に磨いていきます。 - 一度水で流し、洗う
コンパウンド剤を拭き取り、最後に水で流して曇り具合をチェックしていきましょう。 - コーティング剤を塗布する
そのままではまたすぐ曇ってしまいますので、コーティング剤で保護します。
傷による曇り、くすみは消せない場合もありますが、簡単な作業なので試してみてください。
車のヘッドライト磨きを自分で行う場合のコツ
ライト表面の劣化の程度に合わせて磨く
耐水ペーパーで磨く際、ライト表面の劣化がひどければ多めに磨いて、軽ければ少なめに磨きます。
耐水ペーパーは常に濡らす
耐水ペーパーは乾燥した状態になってしまうと、十分に擦ることができず上手く黄ばみをとることができません。常に濡らしながら磨くようにしてください。
クロス(orスポンジ)は使い分ける
クロスやスポンジは、コンパウンドをつけて磨く際、仕上げの際など必ず使い分けるようにしましょう。
コーティング剤はしっかりと塗布する
仕上げのコーティング剤の塗布はとても大事な作業です。ここでしっかりと塗布することで長く綺麗に保つことができます。
車のヘッドライトの黄ばみを放置していることのデメリットについて
見栄えが悪い
言わずもがなです。実際の年式より古く見えてしまいます。
ライトを点灯しても明るくない
ライトを点灯しても曇りガラスのようになってしまい、視界が見えにくくなることがあります。光量が足りないと夜間や雨の日、外灯の少ない道路では運転が困難となってしまいます。光量低下はすぐには気づきにくいので注意が必要です。
車検に通らない
光量が不足しているということで車検に通らなくなる可能性があります。
汚れを放置していると、ライトの交換が必要になることも
汚れを放置するとライトの劣化が進み、ひび割れができたりボディとライトの間に隙間ができてしまい、最悪交換が必要になってしまうことも。
大掛かりなメンテナンスが必要となってしまう前に、こまめにケアを行いましょう。
車のヘッドライトの磨き方に自信がない人はプロに頼みましょう
自分で黄ばみや曇りを取りきれない、なかなか時間が取れない場合は、ディーラーや施行サービスを行っているカー用品店などプロにお願いしましょう。
作業手順を熟知しているスタッフが専用の薬剤を使って行うので、自分でやるよりムラなく綺麗になります。
また、お店でやってもらったコーティングは自分でやった場合より長持ちすることが多いです。
車のヘッドライトに黄ばみがつかないようにするために
青空駐車より屋内駐車
駐車時はなるべく日陰になるところや、屋根があるところ、屋内に停めることを心がけましょう。
車にカバーをかける
車にカバーをかけることも有効です。高機能なものだと、UVカット性、通気性、防水性に優れたものがあります。
ヘッドライトを北向きに駐車する
どうしても青空駐車になってしまう時は、ヘッドライトを北向きに駐車するだけでも太陽の日差しを浴びにくくなります。